東京を拠点とするサウンドギャラリーEBM(T)と、ベルリンを拠点に活動を行う3hd Festivalは、フェスティバル「インフラ INFRA」 を8月19日から8月26日まで開催いたします。
インフラ INFRAは、デジタルカルチャー時代におけるアート、音楽、思想を、美術館や、ギャラリー、クラブ、そしてオンラインという場を介して開催される、今までにはないフェスティバルです。
基礎や基盤を意味する インフラ INFRAという名前は、アーティスト、参加者にとっての新しい基盤を意味しています。
Berlin’s 3hd Festival and Tokyo-based EBM(T) Gallery are combining forces to work on インフラ INFRA 2017 in Tokyo, running August 19 to 26.
An ambitious festival of art, music, and thought in the digital age, the program unfolds in museums, galleries, clubs, and online.
The name インフラ INFRA is a play on the abbreviated form of ‘infrastructure,’ and breaks new ground for participants.
プログラム
DJ Paypal x Makoto Taniguchi: リアニメーション

本パフォーマンスではアニメ好きの、DJペイパルによる疾走感と躍動感を持った音響の中で、谷口の作るキャラクター「SOI」のアニメーションが巨大スクリーンに投影され「リアニメーション(再生)」して行きます。
Y Ohashi: 宙憶の備忘録 -mental sketch-

三つのサイコロを用い、出た目の組み合わせによって音が徐々に組成されて行く。既製品のサイコロ自体にコンセプトがあり、パッケージにはこう書かれている。「3つのキューブを使って未来の宇宙で起こる物語を作ってみよう」
なかのひとよ

#ホワイトペーパー
#ホワイトペーパー はこの Google Docs 上で行われる予測不能のパフォーマンス。これは頻繁に白紙に戻り、アーカイブに残りません。つまり、作品が観れるか? それがどんな作品か? すべては訪れるあなたの運にかかっています。またこれは時間帯に応じ、レベル(管理権限)の変更が行われます。
アーティスト
ヨハンナ・オーダスキー

ヨハンナ・オーダスキーはドイツに拠点を置くアーティスト。現在フランクフルトのStädelschuleに美術を先行。彼女の関心は帰納に見る審美的な形に循環している。オーダスキーはそんな興味を制作の大まかなフレームに使い、同時に消去、雰囲気や意味などといったテーマも取り上げる。再構成、自己言及により私たちの時間軸や「存在」の理解とは異なる時間枠やオルタナティブスペースを連想させる。
ラリー

ラリーはベルリンのアンダーグラウンドミュージックシーンを拠点とするDJ。ネット上の新しい音と音楽文化の発掘に力をいれる。彼女のセットは「その場」を大事とする体験型のものであり、一定のBPMや特定のサブジャンルには配属しない。2011年にはパーティー兼レーベルのプラットフォームCreamcakeや、学際的な音楽・アートイベント3hd Festivalまたインフラ INFRAを共同設立。
竹村延和

アーティスト/作曲家。90年代初頭より、遊びや情動から導かれる秩序形成とその過程、探索と創発性に着眼し<こどもの感受性>をテーマに活動を続ける。ポストロック、電子音楽から現代-実験音楽までを独自に往来する。内外より多数のアルバム発表、欧米にて演奏活動をおこなう。00年以降は音を超え、映像、インスタレーション、絵画、詩作、戯曲といった方面に創作領域を拡張。代表作は「こどもと魔法」、「ソングブック」、「ツァイトラウム」など。08年渡独を経て現在は京都在住。二度目の個展「アインハイト」を開催、音楽ユニット「とけゆくかこ」を始動させる。