アーティスト一覧
オーロラ・サンダー
オーロラ・サンダーはベルリンを拠点とするエレノア・オーロラ・オースゴールとブロア・サンダー・ベルク・ストーセスによるデュオであり、皮肉や驚きと共に世界の新しい見解を紹介する。彼らの場合、型は機能の結果ではなく、機能には必ず遊びが隠れている。デュオにより制作されるオブジェは型と機能、アートとデザイン、議論と嫌悪感の狭間にある。オーロラ・サンダーはアート界や社会化、流通、価値創造、判断や蓄積に本来ある構造にスタイリッシュに反抗する。
ダンビ・キム
ダンビ・キムは韓国、ソウルを拠点に活動を行うアーティスト。キムはお茶、お香、言語、音を通して人生の静穏や儚さを伝えるべく「冥想曲」の会を開催している。朝鮮の伝統弦楽器、コムンゴを演奏していた彼女は2014年茶道に出会う。千利休による「わび茶」に大きな影響を受ける。ヨーロッパ滞在中、中国の茶の文化に惚れたキム、現在は茶道、お香について中国茶の宗匠より学んでいる。
DJペイパル
DJペイパルはシカゴ発祥の音楽ジューク/フットワークのジャンルにおいて最も注目すべきアーティストである。つかまえどころのないプロデューサーとして、ペイパルはこれまでにシカゴのTeklife-Crew、自身のMall Musicコレクティブ、グラスゴーのアングラリーダーLuckyMeやFlying LotusのBrainfeederなどに属す中、オンラインフットワークフォーラムやSoulseekでのデータ発掘を通し、国際的にいくつものトラックを共有してきた。フットワークを新しい方向へとまわし、ジャンルの目立たない遊び心にフォーカスをあてる。
エママウス
現代アート的電波アイドル風ハードコア調シンガー・トラックメイカー。現実逃避で没入したゲームの世界(仮想空間)を、仮装することで現実世界とアイデンティファイしている。つまり皮膚という設定のマスクを被って2015年よりLIVE活動を開始。自身をモチーフとしたイラストレーションや、実際には無いゲームのサウンドトラックを制作。
食品まつり
食品まつりは、東京を拠点とする電子音楽家。2016年の『Ez Minzoku』は、Pitchforkのエクスペリメンタル部門、FACT Magazine, Tiny Mix Tapesなどの年間ベストに選出。自身のルーツである沖縄の音楽を背景に、ジューク/フットワークからのインスパイアとポスト・インターネット以降のハイブリッドな感覚を持つ、新世代のアヴァンギャルド/電子音楽の中でも日本を代表するアーティストである。
Francesco Cavaliere
フランチェスコ・カヴァリエはベルリンを拠点に活動を行う音楽家。音、素材、空間の組み合わせによる感性で、多様なエキゾチックテイストの作品を発表。彼の作品は、想像の旅の中へリスナーを没入させ精神を豊かにするため、声、ガラス、鉱物などの録音を元にアナログ技術を用い音が生成される。
グリーンミュージック
フランチェスコ・カヴァリエレとトモコ・ソヴァージュがフルクサス作家・作曲家ヘニング・クリスチャンセンの作品を新しく解釈します。展示・パフォーマンスでは鉱物、ガラス、植物、ペイントが施されたシンセサイザーといった楽器や緑のスカルプチャーをデュオが演奏する。
H. Takahashi
1986年 東京生まれ。建築家・作曲家。DIYを主軸にできる限り要素を減らした簡素な方法で制作を行う。作曲にはiPhoneのGarageBandを用いアンビエントをメインとした 作品をWhere To Now?(UK)、Constellation Tatsu(US)等々から発表。また、アンビエントユニットUnknown Meの作曲なども行う。
イェンナ・ステラ
イェンナ・ステラのインスタレーションやテキスト、そしてサウンド・パフォーマンスは、テクノロジーを介した不安定な社会的、または物質的状況を分析し、反応を示すことを試みている。近年は、究極的には理解し得ない、かつ、絶え間なく生成される極めて複雑な生物学的及び計算的システムを研究。ステラの作品は、世界文化の家(ベルリン)、ICA London(ロンドン)、東京都現代美術館(東京)などで発表されている。
ヨハンナ・オーダスキー
ヨハンナ・オーダスキーはドイツに拠点を置くアーティスト。現在フランクフルトのStädelschuleに美術を先行。彼女の関心は帰納に見る審美的な形に循環している。オーダスキーはそんな興味を制作の大まかなフレームに使い、同時に消去、雰囲気や意味などといったテーマも取り上げる。再構成、自己言及により私たちの時間軸や「存在」の理解とは異なる時間枠やオルタナティブスペースを連想させる。
ラリー
ラリーはベルリンのアンダーグラウンドミュージックシーンを拠点とするDJ。ネット上の新しい音と音楽文化の発掘に力をいれる。彼女のセットは「その場」を大事とする体験型のものであり、一定のBPMや特定のサブジャンルには配属しない。2011年にはパーティー兼レーベルのプラットフォームCreamcakeや、学際的な音楽・アートイベント3hd Festivalまたインフラ INFRAを共同設立。
ラーズ・TCF・ホルトゥス
TCFはベルリンを拠点とするノルウェイ出身のアーティスト兼プロデューサー、ラーズ・ホルトゥス。作品の展示と音楽パフォーマンスを繰り返す中、TCFの作品はコード、暗号法といったテーマを探求し、音楽的作曲には視覚性、聴覚性、ビルド(プログラム)や、書かれたコンセプトを用いる。彼の無重力な作品はn次元空間を吊るすにも関わらず次から次へと攻撃を受け、そのストレスには耐えられないのか音のファブリックが破れるのもそのうちだ。
小林リリウム
Lilium Kobayashi (リリウム・コバヤシ)は東京在住のアーティスト。Pink Queendomコレクティブの一員として活躍する。
ライラ
ライラはシンガー、作曲家、プロデューサー兼パフォーマンス・アーティストである。彼女はペンシルバニア州の片田舎で生まれ育つ。ニューヨーク州北部でクラシック音楽を学び、過去3年間ベルリンを拠点に活動を行う。 彼女のソロ作品やコラボレーションでは、グローバルな資本主義の領域と、これまで以上に大きく組織化されたデジタル領域における感情の中にある、自己の官能的神秘主義と超越的出現を探求している。個人的・芸術的実践の両方において、ライラは自らを感情、共感、リスニングに捧げることによって自己実現とあらゆる肯定的、集団的行動の中心的な原動力としている。
谷口真人
映像、ミクストメディアオブジェクト、絵、インタラクティブインスタレーションなど複数の表現形態で現代の人間の存在感を探究する。主な個展に、2015「you」(AISHONANZUKA、香港)、2014「Untitled」(NANZUKA、東京)、2012「あのこのいる場所をさがして(2005- )」(SUNDAY、東京)、2011「アニメ」(SUNDAY ISSUE、東京)、主なグループ展に、2014「美少女の美術史」(青森県立美術館 / 静岡県立美術館 / 島根県立石見美術館(巡回))、2011-2012「Daughters of the Lonesome Isle Marlene MARINO / Makoto TANIGUCHI」(SPROUT Curation、東京)、2009「neoneo 展part1[男子]」(高橋コレクション日比谷、東京)など。
マニュエル・ロスナー
マニュエル・ロスナーは、デジタルコンテクストの中における、空間の概念を基調とするアーティスト。 彼の作品は、ゲームや、特殊効果などを目的としたツールを用い、平行し存在する現実(パラレルリアリティ)を浮き彫りにする。これらのデジタル作品は、近年の彼のデュッセルドルフのNRWフォーラム美術館での展示のように、現実の空間に派生などをしていく。 インフラ INFRAにて、マニュエルはフェスティバルのデザインとアニメーションを担当する。
Nile Koetting
ナイル・ケティングはテキスト、映像、パフォーマンス、音響、インスターレーションや科学物質などといった、多様なメディアを用いて表現を行うアーティスト。ナイルの作品は、ドイツのZKM美術館や、森美術館、メゾン・エルメスなど国内外にて発表されている。 ナイルはサウンドギャラリーEBM(T)とインフラ INFRAのファウンダーでもある。
竹村延和
アーティスト/作曲家。90年代初頭より、遊びや情動から導かれる秩序形成とその過程、探索と創発性に着眼し<こどもの感受性>をテーマに活動を続ける。ポストロック、電子音楽から現代-実験音楽までを独自に往来する。内外より多数のアルバム発表、欧米にて演奏活動をおこなう。00年以降は音を超え、映像、インスタレーション、絵画、詩作、戯曲といった方面に創作領域を拡張。代表作は「こどもと魔法」、「ソングブック」、「ツァイトラウム」など。08年渡独を経て現在は京都在住。二度目の個展「アインハイト」を開催、音楽ユニット「とけゆくかこ」を始動させる。
松本望睦
松本望睦は東京を拠点としたサウンドアーティスト。また、サウンドギャラリーEBM(T)とインフラ INFRAの共同設立者である。彼の作品は山本現代やタリオンギャラリーにて発表が行われている。松本は様々なプロジェクトにてサウンドデザインを行なっており、メゾンエルメス東京のナイル・ケティング「サステイナブル アワーズ」や、ヴェネチア建築ビエンナーレ2016での妹島和世+西沢立衛 / SANAAの犬島「家プロジェクト」等を手がけている。
シャナ・モールトン
シャナ・モールトンは映像の中で「シンシア」を演じることで現代の不安を探求するメディア・アーティスト。ニューミュージアム(ニューヨーク)、サンフランシスコ近代美術館(カリフォルニア)、MoMA P.S.1(ニューヨーク)、Performa 2009(ニューヨーク)、The Kitchen(ニューヨーク)、Electronic Arts Intermix(ニューヨーク), Art in General(ニューヨーク)、アンディ・ウォーホル美術館(ピッツバーグ)、ミグロ現代美術館(チューリッヒ)、パレ・ド・トーキョー(パリ)や時代美術館(広州)で個展やパフォーマンスを行う。モールトンの作品はビレッジ・ボイス、Artforum、The Brooklyn Rail、ニューヨーク・タイムズ、Artnet Magazine、Frieze Magazine、Art Review、ArtpressやFlash Artで評価されている。彼女はElectronic Arts IntermixやArt21の注目作家でもある。
toiret status
山口県在住の音楽家。作品制作・発表を排泄・洗浄となぞらえ、「水に流す」ことをテーマとする。iPhoneやiPadの簡易的な音楽制作アプリケーションGarageBandのみで楽曲制作を行い、サンプリングミュージックの手法でビートメイキングを施す。2015年にWasabi Tapes(JP)よりDJWWWWとのユニットToiret $egatus名義でYamaGucciを、2016年にはOrange Milk(US)より◎omaru◎をリリース。
トモコ・ソヴァージュ
トモコ・ソヴァージュは、自然の素材という不安定で流動的な存在を扱う彼女の特有の楽器と、その音楽のもつ特異な速度を追求することで、様々な演奏形態の 可能性を引き出している。それはサウンドインスタレーションのように音楽のあいだを自由に行き交い音楽を聴くことさえ可能にしている。トモコ・ソヴァージュはすでにヨーロッパ、日本、アメリカの様々なシーン、異なった会場で演奏、展示をし、現在活躍の場をさらに広げている。
Y. Ohashi
Y.Ohashiは、日本の音楽家。ひとりでいる時に見えてくる風景や現象をもとにひっそりと創作を続ける。採集した録音の断片を心象風景に配置する事で、断片化したノスタルジアを再生する。2015-2016年に自身のBandcamp上にて4枚のアルバムを発表。2016年にはWasabi Tapes(JP)よりein Nebelhaftes Zimmerを発表する。
Alma
ALMAは東京を拠点に活動をするアーティスト、パフォーマー。彼女は一般的な女の子。悪いレボリューションの子供。良い子。
DJWWWW
DJWWWWのユニークなスタイルは「インターネットの音」に例えられる。山口県で生まれ育ったWWWWは音楽メディアSIM、音楽レーベルWasabi Tapes創設者の一人でもある。2015年にリリースしたアルバム『U.S.M!』が、The Wireにて年間ベスト作品の一つとして挙げられる。2016年には米・レーベルOrange Milkよりカセット・アルバムArigatoをリリース。同アルバムはTiny Mix Tapesの年間ベスト作品として選出された。
IKU
ヨハンナ・オーダスキーはドイツに拠点を置くアーティスト。現在フランクフルトのStädelschuleに美術を先行。彼女の関心は帰納に見る審美的な形に循環している。オーダスキーはそんな興味を制作の大まかなフレームに使い、同時に消去、雰囲気や意味などといったテーマも取り上げる。再構成、自己言及により私たちの時間軸や「存在」の理解とは異なる時間枠やオルタナティブスペースを連想させる。